今週はヤケにMTGが多くくたびれたのでサリー・ホーキンスのヒーリング効果に期待してレイトショーへ。
調べてみるとこの監督、古くはマイビューティフルランドレットを撮っていた。
期待出来る。
嘘のようなほんとの話。
積もり積もった自分像の違和感をシェークスピア劇で貶められたリチャード3世に重ね合わせ、彼の居場所を探して当て、自らのあるべきにも辿り着く。
ドラマティックな演出は控えめに。
ただし、権力の醜悪には厳しい目を向ける。
子供達の前に堂々と立つクライマックス含め静かな感動が小波のように押しては引いていくのはサリーホーキンスのささいな立ち姿の変化や表情のうつろいによるものか、不思議な作品でもあった。
歴史は次の権力者によって書き換えられる。
簒奪者のレッテルはほぼ恣意的に貼られるものだ。
サリーホーキンスの衣装にも注目。
カシミアのニット、美しいプリント、先染めのチェックシャツ、ロウデニム、ユニオンジャックをあしらったレインブーツなどなど。
ショッピングモールに入っている安物ブランドの衣装提供をよく見かける日本映画とはえらい違いだ。
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今日の一曲
サリーホーキンスの美しさにも惹かれた作品
ふとした瞬間にアニーレノックスに見えたり
Eurythmics - Sweet Dreams
https://m.youtube.com/watch?v=NNJeKXr1I2w&pp=ygUY44Om44O844Oq44K644Of44OD44Kv44K5