アルファルファ

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのアルファルファのネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

結論から言うと最高。
自分はリアルタイム世代ではなく、HDリマスター版のタイミングでSEEDに触れたファンではあるものの、やはりあの物語の続きが観れるのはなんだか胸に込み上げるものがある。
もちろん朝一の回で鑑賞。
ファンには勿論のこと、DESTINYの展開にガッカリした人達にこそ観て欲しい映画だと思った。
だってDESTINYの焼き直しだもん、今回の話。

議長の提唱したデスティニープランが、組織を変えて再び実行されようとする。
絶望しかないCEの住民の中には、賛同する人も多いだろう。自分の運命がわかっている方が楽に決まってるし、争いをする意味も無くなるからだ。
だがたとえどんなに苦しくても、どんなに長い道のりでも、人は運命に抗い、自由の上に平和に築き上げなくてはならない。
キラ達は再び立ち上がり、戦いを続けるのが本作。
綺麗事かもしれないが、抗い続けるしかないんだよね。
そしてキラとラクス達はそれを「愛」を持って訴えかけ続けた。
とにかく「愛」しかないんだってことよ。
純愛過ぎるよ、登場人物達。ロマンチストかよ。(褒めてる)
人を変えられるのは人であり、そこに「愛」が必要なのだ。
ガンダムSEEDの20年掛けて出したその答えを目に焼き付けました。

キャラについて

キラとラクスのみに物語がフォーカスしていたので、2時間の映画としてよく纏まっていたと思う。DESTINYで聖人みたいになっていた2人も、やっぱり人間なんだよなーって思えたのが良かった。
やっぱりストフリよ。デザインが全く古臭くないもん。ライジングよりも後継機っぽい。

あと、シンプルにシンが活躍していたのが嬉しかった。少し明るくなったけど、根っこの部分は全然変わってなかったのが良い。きっとこれから彼はもっと成長して、立派なパイロットになるよ。
最後にストフリ、インジャともに3機並んで欲しかったけどそれは狙いすぎか。

アスランは…強いし…ムッツリ野郎でした笑


気になった点はカガリの声の違和感(最初の会議のシーンはびっくりしすぎてセリフが全然入ってこなかった。)
そして音楽面。どれもイマイチピンとこなくて、結局ミーティアが最高でした。
やっぱりTMに浅倉大介のタッグじゃないと、SEEDの曲にはならないのかなー。

と言ったものの、SEEDの新作を映画館で観れたことは一生の思い出です。
ガンダムSEEDを好きで良かった。
ありがとう!