このレビューはネタバレを含みます
デスティニープランを否定し、壊したキラが、2年経ってもよくならない社会を悲観し、責任背負い、葛藤する話、だったかな。
プランに賛同するファウンデーションとのいざこざを通して、ラクスやシンをはじめとする仲間との関わり方を改めて、考え直すきっかけ、というような。
コンパスの信念や活動という視点では、前日譚的な雰囲気なので、あくまでキラとラクスのラブストーリーが主軸。
デスティニーでは達観しすぎていたキラとラクスが、人並みの男女として描かれてる。
新旧キャラ出まくりで、ギャグシーンが多く、キャラの崩壊もありつつ…のどんちゃん騒ぎな感じ。いわゆる劇場版!っていう雰囲気はある。全員落ち着いて。
情報量が多すぎて、また行かなきゃ…みたいな気持ちにさせられる不思議。
何より作画の美しさ、戦闘シーンの見せ方が素晴らしく、4DX映えしそう。
とにかくボリュームのある内容なので、2部構成でじっくりでもよかったと思う。
戦闘シーンは2倍くらいはほしいし、もっと平和への糸口を探る様子を見せてほしい。
でも、キラとラクスの倦怠期をどう乗り越えるかというテーマなら、納得できるまとめ方かも。
というかファンムービーという視点で見れば、大いに笑って楽しめて大正解。