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機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのNowLoadingのネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

 昨日の一本。先ずは一言。おイイイイ公式イイイイ!公開一週間立ってないのにネタバレかましてんじゃねーよ!そりゃエヴァじゃあるまいし色々事情あるのはわかるけどさ、そこはせめて十日間位はネタバレを控えて欲しかったよ…まぁ面白かったからいいけどさ。でも俺はネタバレなんかしねーからな!映画レビュー始めて初めてネタバレランプを点灯させますからね!

 ガンダムは様々な作品があり、個々人によって思い入れのある作品は違う。僕にとってのガンダムはSEEDである。SEEDなくして僕はガンダムと出逢うことはあり得なかった。機動戦士ガンダムSEEDは私にとってNo.1で有り続ける特別なガンダムなのだ。アニメは元よりゲームなどで触れるガンダムSEEDの発艦シークエンスなどをはじめとするワクワク感はこれをファースト含むどのガンダムもこれを超えることなど出来ない。

 一方で、SEEDのキャラクターとモビルスーツの愛おしさはこれ以上は存在ないが、ストーリーは基本嫌いである。特にDestinyの物語が大嫌いである。こんな愛憎入り交じる作品は私の中にはない。(なお、本作のストーリーも救いようがないのではあるが皆判ってるのでいまさらなにも言うことはしない)

 さて、僕のSEEDに関する話はこのぐらいにして本作の感想をお話する。観て30分で、ワァ、シードだぁ…と涙をポロポロとこぼしていた。別にお涙頂戴の展開ではなかったがあの頃がむしゃらにネットであの機体はなんなのかとかあのガンダムはどんな動きをするのかとワクワクしてゲームやガンプラに享受していたあの頃の童心に帰ったのだ。それが死ぬほど嬉しかったから涙が出たのだと思う。

 次に言いたいことは色々言うので先に結びを最初に述べて置きたい。SEED所見の方でも別のガンダム見たことあれば十分に楽しめる。これを見てからTVシリーズを観ても全然遅くない。ガンダムをあんまり知らない人は楽しめると断言は不可能だ。つまり合う人合わない人がいる。本作はどうしても予め予習が必要なためYouTubeの解説動画なりを確認して欲しい。

 最後にSEEDのファンの人へ。これは義務教育である。本作を未鑑賞の者はSEEDファンに非ずである。あの頃小学生で夢中になった子供達も立派な社会人、或いは親になっているのだろう。忙しくて見れない?わかってる。しかしこれは理屈ではない。なにがなんでも鑑賞しなければならない。なぜなら本作はあなたのために作られた作品なのだ。あなたが見ないで誰が見るのだ。くれぐれも後悔のなきように。

 以下に各キャラへの思いを綴って行きたい。

キラ・ヤマト 「僕よりみんなが弱いから!僕一人で頑張んなきゃなんないんだ!」やっと本音が出たね。この日を何年も待ちわびていたよ。SEEDのお前は大好きだけど正直Destinyの主人公強奪は最低だと思っていたから苦しんでるのを観ててニンマリしてたよ。ラウ・ル・クルーゼの心境だね。ちゃんと主人公してて良かった。苦しんで答えをだすキラが僕は好きだ。

シン・アスカ 本作で一番扱いが嬉しくて涙が出てたキャラクターだ。あまりにも可哀そうでDestinyでは感情移入しすぎてキラもアスランも大嫌いになってたから、本作ではあの時の絶望のどん底のシンではなくキラキラと眩しい笑顔をするシンが見れて心の底から嬉しかったしやっと成仏出来そうだ。デスティニーガンダムを見たあのシンの表情。もう涙腺うるうるでありました。しかしルナマリアに銃を突きつけるのは例え冗談でも本気で血の気が引いたよ。もうやめようね。

アスラン・ザラ うん、お前はもういいよ。アクシズを落とさなかったクワトロ大尉って感じである意味ガンダムオタクの見たかった展開かもしれない。そのジョーカーに徹する動きをしているのが一番楽しそうだからなによりでした。

ラクス・クライン 魂と声帯だけ残してミーア・キャンベルに乗換ましたか?って位にセクシーキャラでしたね。まぁ正直そんなに思い入れはないキャラなのですがエロかったのと最後にシードホルダーの覚醒が観れたのでそれが良かったです。人間臭い面も見れたし

カガリ・ユラ・アスハ 完全に蚊帳の外だったのが残念。オーブ地下にあんなゲームチェンジャーが有るのを知らないあたりもうただ可哀そうなキャラ。挙句の果てにアスランにまぐわい中の妄想をされるのもそうだしメス顔の印象しかない。本作の一番割を食ったキャラ。

ルナマリア・ホーク Destinyではシンに甘えてたけど逆に本編ではシンがルナに甘えるという交際逆転現象が見所。大人になってもミニパンツは健在。今回はインパルスの使い方がより上手くなっていました。

アグネス・ギーベンラート 新キャラで一番好きなキャラ、卓越した操縦スキルと情緒不安定で男の後を追っかける尻軽女で実にSEED臭いキャラで、ストーリー上の良い潤滑油になっておりました。CV.桑島法子のジンクスを破る生存でSEEDの完結を悟り悲しくなったキャラクターでもあります。

マリュー・ラミアス 相変わらず便利な方。空いた期間にAAAブンダーの艦長にもなったことでより艦長としての伯がつきましたな。もうちょっと登場シーンが見たかったけどしょうがないですね。

ムウ・ラ・フラガ 不可能を可能にするだけの男。出番少なっ、おいあいつにレジェンドスペックⅡを用意して差し上げて欲しかったなぁ。

アルバート・ラインハイン 早口なルルーシュだなぁとは思ったがあまりにもSEEDに溶け込んでいたからか昔からいたようなそんな雰囲気がある。しかし「お任せください。我に新兵器有り!」これでもうルルーシュにしか見えません。なんで福山潤採用したんだマジで。ファンだから嬉しいけど。

イザーク・ジュールとディアッカ・エルスマン デュエルとバスター乗ってる二人が観れてよかった。ミーティアも使いこなしていたしさすがは赤服だね。あとはあんまないけど同窓会だから顔見せも重要。

その他過去作の愉快な仲間たち お前ら何年経ってもフラッシュバックするの大好きだよね!でもこれがSEEDなんだよね!何回でもクルーゼは刺されるし何回もニコルは斬られるし何回でもトールは叩かれるんだよね。こういうのSEEDだなぁと思わされました。でもねステラ、シンを救ってくれたのはとっても嬉しいけどその後の特級過呪怨霊ステラ・ルーシェは正直見たくなかったなぁ。そのままで十分かわいいよ?

 何回喋っても話が尽きません。でもやっぱSEEDのキモはあのモビルスーツの効果音とビジュアルなんだなって思い知らされます。同窓会映画で泣きじゃくったの初めてでした。最高です。ところで、4DX版とIMAX版はまだですか!?やってくれたら両方いくからな!(でもこの話ってアスランがなんも個人の物語として決着していないんですよね、ということはアスランメインの完結編作っていただけるんですかね)
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