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機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのTKのネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

デスティニーで描かれた運命の物語や、SEEDから一貫して描かれていたナチュラルとコーディネイターの確執をより濃密に描いており、架空の戦争、政治ドラマとして非常に楽しめた。
同時に機動戦士ガンダムSEEDの劇場版としても、あんなMSやこんなMSが大活躍したり、人間関係の掘り下げも沢山描かれておりとても満足のいく内容だった。
ミーティアのイントロと同時に動き出すマイティストライクフリーダムの姿に圧倒されたり、ブラックナイツの分身戦法に本当の分身を見せつけるデスティニーの戦いに胸が熱くなったりと、様々な点での魅せ方も上手かった。
ルナマリアの想いが言葉になっていたのもアツい。
心が読める、思考を操れるブラックナイツの能力がSEEDの能力には通用しなかったり、アスランのカガリへの想いや、シンとステラの繋がりが戦況を打破するきっかけになっていたのが一番感動したかもしれない。ステラの登場シーンで一瞬泣いたが、直後に笑ってしまった。あれは何?
総じて愛が大事なテーマになっており、ラクスの言葉に心を揺さぶられるのがまた心地良く感じる映画だった。
前半があまりにも暗くて映画館で見るには些か苦しい内容ではあったが、アスランの登場からの後半の畳み掛けは見事。何度でも観たい名作だと思う。
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