女(妻)が家で手料理をつくって待っている。男は仕事での使命感にかられて帰宅がおくれる。かえって来ると思いのこもった色とりどりのごちそうがラップされ、女はソファで寝てしまっている。男は優しく上掛けをあてがう。女が目覚めると男が椅子で寝落ちしており、今度は逆のパターン。やがて夜が明けると、二人はバイクに二人乗りして、出かける。公園で豪華な弁当を広げて語りあう。
こうした男女の交流の形が、愛するの幸せの具現であり、男も女もこの愛のために、陰謀と暴力の極限のバトルを戦いぬくのだった。・・・どうしたって、パラダイムに昔風のものを感じざるを得ない。原(初代)ガンダム(1979年)から続いている物語だからといえば、当然。90年代のエヴァンゲリオンとの違い。1940年代生まれの富野由悠季と1960年代生まれの庵野秀明との違い・・・を感じる。