あさ

ポランのあさのレビュー・感想・評価

ポラン(2022年製作の映画)
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眠らせていた第三弾。図らずも少し前に見た『ユー・ガット・メール』を思い出しちゃう。手紙が電子メールになった頃の98年ですら町の書店が畳まれる切なさを描いていたのに、と思ったけれど、現代だからこそポラン書房のような場所が貴重で、愛される場所だったのだろうとは思う。このドキュメンタリーと出会わなければこんなに素敵な書店が存在していたことすら私は知らなかったわけで、ああ〜(感情が迷子)。店内の本棚にぎゅっと詰め込まれた古書たち、最後まで店主がせっせと本棚を作っているのもまた愛。お客さんの手に取るジャンルも様々で狭い空間にどんな宇宙が広がっていたのだろうと思うともう無いのに行きたくなるう…。映画もいまは配信で死ぬほど見れるわけだけど、ときどきTSUTAYAとかブックオフ(個人経営ではないけれども)で思いがけない発見をすることもあるわけで、そういう場所が少しずつ失われていくのは何とも切ない。これに関連してOther Musicの話いっぱい聞いたからますます見たくなっちゃった……。
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