はる

札束と寝る女神たちのはるのレビュー・感想・評価

札束と寝る女神たち(2021年製作の映画)
3.6
ポーランドで実際に起きた高級売春事件を描くクライム・ストーリーです。

ポーランドの普通の女の子エミは貧乏にイヤ気がさし、まずはミスコンに応募します。
そこで大失態をさらしてしまうのですが、それをきっかけに高級コールガールの世界に足を踏み入れていきました。

稼ぎのほとんどは紹介者に巻き上げられるのですが、追加料金は自分のもの。
例えばキスは2,000ズロチ、今の日本円で約70,000円ですって。
そんな追加料金をせしめるため、エミはマグロからトビウオへ、またたく間に順応していきます。

でも、闇の世界には大きな落とし穴がひかえているものです。調子に乗ったエミもやがて窮地に追い込まれていくのでした。

高級コールガールという未知の世界が見れてとても面白かったです。
大勢の美女をはべらすお金持ちのおじさまを映画などでたまに見かけるけど、あの美女たちも同じ部類でしょうか?

性的詐取をテーマに掲げているような終わり方でしたが、あっけらかんとしている女の子たちが多くて、残念ながら深刻さは伝わらなかったです。
でも、男たちが警察に呼ばれていない事など、考えさせれられる部分もあります。

1ズロチ=約35円らしいので、ご鑑賞の際は参考にして下さい。
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