Jimmy

殺しの分け前/ポイント・ブランクのJimmyのレビュー・感想・評価

4.0
『殺しの分け前/Point Blank』、リー・マーヴィンが悪事の見返りとして貰うはずだった分け前のため、次々と人が死んでいくスリリングな映画。
ワイドスクリーンでカラー映像に映えるのが、アンジー・ディッキンソン。若い頃、とても綺麗でやはり足が美しい。黄色いワンピース、赤い服、裸体…(笑)

物語は、ウォーカー(リー・マーヴィン)が仲間マル・リース(ジョン・ヴァーノン)の裏切りで死に直面するが、命は取りとめる。世間的には死んだと思われた存在になって、突然現れるあたりが「亡霊が殺しに来た雰囲気」となるので、殺される側は恐ろしさ倍増。
ウォーカーは、裏切り者リースが自分の妻も連れて行った(妻の愛人)ので、二人のいる場所に行き、妻と再会する。妻は服毒自殺。死ぬ前の妻から「ジョン・ステイグマンという自動車販売業者の男がリースの居場所を知っているはず…」と聞いたウォーカーは自動車屋に行く。
客のフリして試乗すると、同乗したステイグマンに「リースの居場所を言え!」と迫るウォーカーだが、なかなか言わないので、車の危険操行でステイグマンを脅かすあたりが楽しい。この男もボコボコにされる。
リースの居場所が「亡き妻の妹クリスと一緒」というのを知ったウォーカーは、そこに行く。義理の妹クリスがいた。これがアンジー・ディッキンソン。
クリスはウォーカーに協力して、リースや他のボスたちの居る所にウォーカーの復讐に協力する。
そして、この後、次々と人が殺される凄い展開になっていくのだが、長くなるので割愛。

遠距離からの狙撃シーンなどはワイドスクリーンを上手く使った表現になっており、見応え満載の復讐劇であった。
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