いの

殺しの分け前/ポイント・ブランクのいののレビュー・感想・評価

3.8
これは極上のお酒のような映画。その深みと渋みと余韻と格好良さは、お酒を本当にわかってる人にしか味わえないような、オトナ(=本物の良さがわかる人)対象映画。だと思う。アタシは敗北感をちょっとかみしめてる。親切に説明なんてしてくれない。余計な台詞なし。過去の回想と今この瞬間とがシームレスに行ったり来たり。アンジー・ディキンソンの全身から醸し出されるオトナ感。ファッションも完璧。リー・マーヴィンの声も立ち姿も、なんかもう凄いです。映画リテラシーの高い人向け映画のような気がするけれど、でも、敷居が高いなんてこともないので、アタシはまた挑戦したいと思ってる。待っててね!
いの

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