オーウェン

殺しの分け前/ポイント・ブランクのオーウェンのレビュー・感想・評価

3.8
悪党パーカーはどこまでも非情。
金のためなら裏切りさえも、女でさえも切り捨てる。
その意味でメル・ギブソン版のパーカーの「ペイバック」はしゃべらせ過ぎている。

原作寄りなパーカーを作り上げたリー・マーヴィンがやはり素晴らしい。
原作ではもう少し若いと思うが、それを感じさせない男を作り上げている。

構成としてはかなり難解なつくりになっているので、好き嫌いが分かれそう。
説明不足な点やラストの虚無感もそれに輪をかける。
しかしハードボイルドとしては限りなく雰囲気が良い。
オーウェン

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