殺しの分け前／ポイント・ブランクのRuiAudenのレビュー・感想・評価

アルカトラズやロサンゼルスリバーといった映画でよく目にする場所を印象深く（奇妙に）使った演出。ほぼ「俺の金を返せ」しか言わない主人公が淡々と組織の連中を追い詰めてゆく様はハードボイルドというより、虚無。虚無の亡霊。実験的な演出・編集が冴える怪作。