地底獣国

殺しの分け前/ポイント・ブランクの地底獣国のレビュー・感想・評価

3.3
ジョン・ブアマン監督による「悪党パーカー/人狩り」の映画化。

裏切られ、もらい損ねた分け前9万3千ドルを取り返したいだけなのにどんどん面倒な事に突っ込むハメになって困惑するウォーカーがなんか可愛い。

全く脈絡のないカットが挟まれたり、睡眠薬自殺した元嫁の死体が消えたと思ったらどこからともなく猫が現れたり、ヒロインに「おとなしく死んでなさい」と何度か言われたりするんで、ウォーカーは冒頭撃たれた時に一度死んで、何故か実体を持つ幽霊のようになり現世を彷徨っている、あるいは全ては死にかけてるウォーカーの見た幻だったという解釈も可能ではあるが、単に「観客を困惑させるような編集をしたかった」だけのような気がしてならない。

おまけ:何で日本では「ペイバック」のディレクターズカットがリリースされないのか?
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