おらおらせきタン

シュヴァリエのおらおらせきタンのネタバレレビュー・内容・結末

シュヴァリエ(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

白人貴族と黒人奴隷の間に生まれ、楽器に剣術、脚本の才が認められながらも、どれほど努力し様とも「黒人である」というだけで理不尽な差別にさらされる。「上位者」に取り入り認められようとするよりも、その構造そのものに戦いを挑む。「差別」に対峙する物語としては、18世紀のフランスの黒人の半生は今でも十分に通用してしまう。
とはいえ、白人や王侯貴族の側をあまりにも単純化してしまっているのではないかという疑念も。