Amber

シュヴァリエのAmberのレビュー・感想・評価

シュヴァリエ(2022年製作の映画)
3.5
農園主と奴隷の子、ジョゼフ(ケルビンハリソンジュニア)は、母親と引き離され、父親から半ば捨てられるように寄宿学校に入学させられるが、溢れ出るバイオリンの才能、またフェンシングの達人として、パリ社交界でのし上がる。
マリーアントワネットに気に入られ、オペラ座の芸術監督の座を目指すことに。
しかし、自作オペラの主役に抜擢した人妻と恋に落ち、凋落が始まる…。

海外出張時の機内で鑑賞。
実在の人物、ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュについては、この映画で初めて知りました。

ナポレオンによる奴隷制度の復活により、ジョゼフの作曲した曲は知られていなかったが、近年再評価されているとのこと。

ジョゼフが恋に落ちた人妻、マリーを演じた、サマラウィーヴィングの美しさは格別!
でも、マリーの人物像としては全く惹かれませんでした。
女性の地位向上を目指しているようなことを言いながら、実際は行動していないし、結局夫の元から離れられない。

人を魅力的だと思うかどうかは、その人の価値観と行動、生き方だなと改めて思いました。
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