小川勝広

シュヴァリエの小川勝広のレビュー・感想・評価

シュヴァリエ(2022年製作の映画)
4.0
マリー・アントワネットに寵愛され、
モーツァルトも嫉妬した天才バイオリニストの実話、
18世紀フランス宮廷、社交界、
城、劇場、街並みを忠実に再現した素晴らしいサーチライトピクチャーズ作品。

今後、
こういう秀作が、
映画館で見れなくなっていくのだろう。

脱線するが、

フリードキンの遺作となった
『ケイン号の叛乱』のリメイク。

ボガード版ではなく、
アルトマン版のリメイクだ。

『12人の怒れる男』のような、
ワンセットでの作品だ。


その芝居のぶつかり合いは、

亡くなったランス・レディック、『オッペンハイマー』のジェイソン・クラーク、キーファー・サザーランド、こんな力作も映画館では観れない。

残念極まりない。

シュバリエに戻って。

マリー・アントワネットの失脚を目論み民衆を煽る王族内勢力、
絵画、音楽、カルチャー全否定、民衆を虐げる侯爵勢力、
そして、
愛と結婚は無関係と許されないラブも忘れない、、、

自由を我等に!