凄かった。唐田えりかの怪演。
室内からおもむろに表に出て◯◯しだすシーン度肝抜かれた。
次に何が飛び出すか分からない、感情が読めない怖さ。
全て見透かされているかのような怖さ。
いや、決して突飛な物語ではないのだが。
1時間程度という尺もなんとも絶妙で、なんだこの余韻は。
今年のベストアクトは多分『偶然と想像』の古川琴音なのだが、あの恐ろしい駆け引きに近い会話劇が本作の主軸。
人が何考えているか分からない、結局相手のことは分からない、自分のことすら分からない。人は単純ではない。
思えば『桐島〜』の橋本愛も、昔は何考えてるか分からなくて何度も見てた。