サム太郎

ヒトラーのための虐殺会議のサム太郎のレビュー・感想・評価

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)
3.0
それは合理的ではない筋が通らないと賢しげな顔をしつつ結局そこには縄張りバトルとマウントの取り合いと個々人の好き嫌いや感情の話の積み重ねしかなく、とりあえずざっくりこんな感じで、あとはまあ各々やれることを精いっぱい頑張ってやっていきましょうね💪みたいな現代の一般的な会社のダメな会議の例みたいに終わって激烈にグロかった 「なんかめんどくさいな」の空気になった際は必殺「総統の御意志」砲を放ったヤツがステージを制すっぽい。最初のうち登場人物の見分けつかね〜とか思ってたけどどの顔がなんて名前でどんな役職や立場にあってどんな思惑を抱えてるかとかこうなってくるともう全然知りたくもない 虐殺に加担した人間が人の道を説くな 「食欲を失いました」とか言うな お前たちは2度とサーモンを食うな
「ヴァンゼー」の「ゼー」はドイツ語で「湖」という意味らしい ヴァン湖 無知なので原題の「ヴァンゼー会議」は名前しか知らなかった 知識も教養もある彼らが過去に学んだらしい成果が結集して「これ」なのでこちらの「歴史を知りたい・知らなくては」という意識もなんかへたりそうになる 記録を残すのに本作を探そうとフィルマークスで「ヒトラー」とタイトル検索したら100件近い映画がヒットしてなんとも言えなかった
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