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ヒトラーのための虐殺会議のDのレビュー・感想・評価

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)
2.5
2023年 9本目

この映画で学んだことは「会議中に眠ってはいけない」ということである。第二次世界大戦時、ナチス政権から15名の高官が、わずか90分間で1100万人のユダヤ人を大量虐殺する計画を立てる恐ろしい会議が行われるのだが、恥ずかしながらメチャクチャ寝てしまった。衝撃的な内容の会議が繰り広げられているので普通に考えれば眠れるわけがない。しかしこの映画は、音楽もなく、登場人物たちの個性も薄く、表情が大きく変わったり感情をむき出しにすることもない。ただただ冷徹な話し合いが黙々と進められていく。中身はゲキヤバなのに会議の雰囲気はよく会社でイヤイヤ参加させられる激ネム会議とまったく変わらないのだ。だから、眠ってしまった。寝てはいけないのに、なんとか目を覚まさなきゃ、、と会議に集中しようとするも、やっぱり退屈で眠りに落ちてしまう。会社の会議とまったく同じ寝落ちをした。しかし会議では次々と重要な決定が下されていき、聞き逃してはならない情報が伝えられていく。

ホロコースト事件なんて、ヤバイ時代にヤバイ奴らがヤバイことしただけで、まともな現代を生きる自分たちにとってはまったく関係なんてない。他人事だ。と思うかもしれないが、そんなことはない。日本でも、国会や議会での居眠りはたびたび問題視されている。国民に選ばれた国民代表として、国民の重要な行末を決める政策や法律に関する議論が行われ決定される場で、こともあろうに居眠りしている人間が大勢いるのだ。一体議員たちは何を考えているのだろうか。舐め腐っている。絶対に許せない。この映画で寝るぐらい許せない。お陰様で日本は衰退の一途を辿っている。世界の平均年収ランキングでも、ドイツは11位、日本はなんと24位だ。そして自身の年収はその日本の平均以下である。なんてことだ。

ほとんどの上映時間を睡眠に費やしてしまったため、大変申し訳ないですが辛口評価2.5を付けさせて頂きますが、大いに反省し、今後会議では眠らないように気をつけます。すみませんでした。
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