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正欲のcharoのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
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“あってはいけない感情なんてこの世にない“
 

心打たれた。いろいろな思考が巡り巡った。
たくさんの価値観が飛び交う社会の中で、
これって本当なのか、視点を変えたら、
こういう見方もできるのではないか。
そもそも、嘘か本当かの基準で測れるのだろうか。
そんな多数ある世の中の矛盾に出くわした時、
何度でもこの映画のことを思い出したいし、
そんな疑問を常に自分の中に提示し、
生きていきたいと思った。


自分はこの世界に1人じゃない。
みんなどこかで繋がっていたい。
同じもの同士手を取り合って生きていく。
その思考には“人対人“という構図が前提にあって、
だからこそ、生きやすく、生きにくい。
きっと“共生“ってこういうことなんだろうな。


作品の着眼点すごく好きでした。
これから原作も読もうと思います。
しばらく“正欲“について、
考えながら過ごす日々になりそうです。
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