映画ハシゴしようかなと思ってたけどすぐに他の映画を見るような気分になんてならなかったのでやめて原作を買った
良かったけど2時間の映画じゃ足りてない気がした
ちょっと新しい切り口で良かった
どのくらいこういう人がいるのかわかんないけど、マイノリティの中のマイノリティの立場まで意識したことは正直無かった
いわゆるLGBTQコミュニティ的なものがある意味マジョリティ的存在に置かれてたのも印象的だったし、同性愛とかは実際世間的に理解されつつあるということなんだろうけど、それだけで多様性を語るには不十分なんだなと感じた
そもそも細分化したら皆んな違うモノを持っているし、どこで区別するかで変わってくるものを普通とかマイノリティとかで括るべきでもない
この作品は性的指向だけにフォーカスしてる訳じゃなく、個人、みたいなそういう切り口にも思えたし、多様性に繊細に向き合っている感じがして良かった
稲垣吾郎は悪者のように描かれてるけど、ああいう考えを持ってるのが悪い訳じゃなくて、理解しようとする気持ちがないのが悪なんだと思う そういう姿勢を前提に置くことって大事だと思う
地球に留学という台詞もあったけど、言い得て妙だなと思った
違う国に行ってどんなに信じられないような文化があったとしても滞在中は従おうかなみたいな気持ちってあると思うし、その時は「どっちが普通」とかでもなくただ自分とは違うんだなーと思う気がする。その時は「認める」みたいな上から目線とも違うと思う。
正解はないしそもそも他人の気持ちなんてわかりようがないってのが本音だから難しくて無理ゲーって感じだけど、わかった気になるのも失礼な気がするし悪気なく人を傷つけてることもある気がするし結局八方美人な感想しか抱けないけど、少なからず考える時間を取りたくなる映画だった
エンドロールの入り方と主題歌が良すぎてかなり喰らった
