「普通」って、ほんと何なんだろう。
…って問いが何度も頭の中を巡る作品。
登場人物がそれぞれの葛藤の中で精一杯生きる姿に、ともに苦しみながら、悩みながらのひと時だった。
「普通」から逸脱することは悪だ!みたいな空気を押し退けるには膨大なエネルギーが必要だし、自分を押し込めて偽り続けるのは苦しい。
どっちにしても、生きていくって大変なこと。
好きなこと嫌いなこと、得意なこと苦手なこと、出来るけどやりたくないこと出来ないけどやりたいこと、みんな違う。
人それぞれ。良い悪いじゃなくて全部が個性。
認め合って補い合える世の中になるといいな。
勢いで「普通」って言ってしまいがちだけど、その無意識な「普通」に傷付く人がいるかも知れないってこと、ちゃんと心に刻んでおこう。