"誰にもバレずに無事死ぬために生きてる"
衝撃的だった、私の話かと思った.
映画としての完成度が高すぎる、震える.
稲垣吾郎の怒鳴り声とか机叩く音とかなかったらこの世界から戻ってこられないところだった.
夏月とか諸橋くんに救われたと同時にこの映画観終わった瞬間、"羨ましい"って感情がはじめにきた.
自分も誰かに自分を完全に理解されるとおもわないし、生涯誰と居ても孤独感に苛まれてきたし苛まれるってわかってるから.
だから夏月みたいに、自分のことが分かる佳道と出会って手を取り合って生きていけるの羨ましかったし、諸橋くんみたいに自分を分かろうと入り込んでくる人を乱さずにシャットアウトできる強さに惹かれた.
諸橋くんのセリフまじで全部刺さった.
普通の人はこの映画見てどんな風に感じるんだろう.
この映画に救われる人はどれだけいるだろう.
そんなことも思った.
ストーリー、演技はもちろんなんだけどカメラワーク、音響も完璧だった.
とりわけ佐藤寛太さんの演技力が光ってた.
てかダンスすごい魅力的だと思ったらEXILE劇団の人なんだ.
大学の講義室で諸橋くんと八重子の感情的なシーン鮮明に脳に焼きついた、一番好き.
セリフひとつひとつもっと噛みしめたいから原作読もうっと.
