Arara

正欲のAraraのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

正直なんでここまで評価が高いのか全く理解できなかった。
みんなアブノーマルさを抱えていて、この映画を見て肯定された気持ちになっての評価なのかな?と思ってしまった。

不眠症には川のせせらぎやビーチでの波打ち際の音がリラックス効果があって良いとの話聞いたことあるが、ここまで水に固執しちゃう人って本当にいるのかな?と疑問だった。
先天的なものかもしれないが、何かきっかけがあるのならそれにも触れてほしかった。
後半、「あり得ないと思うが、水に魅力を感じてしまうのですか?」みたいなセリフが出てきた時、なんだかファンタジーのように聞こえてしまった。

どの登場人物にも感情移入できなかったが(強いて言えば検事とは一番感覚合うかも)、勤務先の妊婦と学生の女の子は特に無理だった。
女の子は特に、ダンサーの男の子が女の子のこと一切興味ないから、自分が追う側だから、だから嫌悪感抱かずに接することが出来るんでしょ?と思ったし、何なら駅のホームでぶちまけた荷物を拾うの手伝った人も好意なんて抱いてないわ、と彼女の自己中ぶりにイライラした。
自分も話しかけられたらダンサーの男の子のように素通りすると思う。

好意を抱いての夫婦生活よりこの映画のような2人の方がうまく行くとは思った。
冷蔵庫それぞれに1台ずつあるのも良かった。

エンディングにかけての出来事で、普通には思いつかないような人もいるのだから、思い込みや偏見を持つのはやめようよ、とのメッセージを発したいのかな?とも思ったが、自分はネットで出会った人間はどんな側面を持っているかわからないんだから、関わらない方がいい、と学んだ。
巻き込まれた2人のpcデータ全て見返せば小児性愛の疑いは晴れると思う。

後、子供が学校に行けない代わりにYouTube撮影により明るさを取り戻す展開あるが、やっぱりそういうのはちゃんと勉強してこそだし、子供2人が風船潰す動画見て誰が喜ぶんだよ、、と思ってしまった。
執着してるお母さんも見てられなかったし、やっぱり検事の感覚が一番まともに感じてしまった。
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