正欲の稲葉光春のレビュー・感想・評価

面白かった！
「普通の」社会で生きづらい人が、「普通」から排除されるものを通じてかろうじて繋がろうとする様子と、排除する側の視点(稲垣吾郎)が描かれる。
演出は基本手持ちの撮影で、役者の演技をじっくりみせる感じ。きをてらったことをしないで、丁寧に積み重ね時間を作る。レイアウトも良いところが何個もあって、たとえば車の新垣結衣を横から撮ってるところも場面によってレイアウトが全然違ったけど、何か意図があるのかなと考えてた。スローの使い方も上手い。