"多様性"とは?
その言葉の概念を、
大幅にアップデートさせられる。
以前原作を読んだときに、
そんな凄まじい衝撃を受けました。
映画化が決まって以来、
公開を楽しみにしていた作品。
期待以上の見事な映像化でした!!👏
「地球に留学してる気分」
周囲との違いや隔たりを感じながら、
必死に馴染もうと生きている心境を、
これほどうまく表現した台詞って、
今までにあったかな、と思う。
性欲、生欲、正欲。
性的快感を得たいと思う欲求、
誰かと共に生きたいと願う欲求、
それは多分ヒトとして正直な欲求。
性欲以外のもので結ばれる
夏月と佳道の愛の形が愛おしい。
相手を尊重する気持ちがあれば、
ヒトとヒトは繋がれる。
「あっちゃいけない感情なんてない」
確かにそうだけど、
じゃあ善悪の線引きは要らないのか
とか言われると、
そういう問題ではなくて。
小児性愛に関しては、
容易に容認されるべき
嗜好ではないと思うし。
異性が性的指向であるヒトの中にも、
欲求の解消の仕方が正しくないヒトは、
ゴマンといるんだよ。
なんか良く分かんなくなってきた。笑
本当の多様性とは、
自分の想像の範囲外にある、
ということを教えられた作品。
とにかく、深い作品です。
吾郎ちゃんもさ。
もっと早くにあの熱量で、
"あの人"に何か言えたなら…
紅白の枠も消されずに…
なんて、
映画に関係ないことを考えた終盤でした。
🙇♀️