重い邦画は良作が多いので、期待して近所の劇場へ。
原作 朝井リョウ
監督 岸善幸(無意識に全作観てました)
ちょっと特別な性癖を持つ人々を描いたドラマ。
キャスト順だと、稲垣吾郎主演なのかな。
実際は新垣結衣 磯村勇斗も加えたトリプル主演にとらえました。
主演俳優の中で稲垣吾郎は職業検事。
家庭内では小学生の息子が不登校の中、うまく寄り添えない父親。
主演の中では唯一、いわゆるノーマルな役。
人としては一切面白味のない人間。
磯村勇斗はもはや安定なので割愛。
個人的に一番印象に残ったのは新垣結衣。
ボクの今までの彼女の印象は、
世の中の日本人成人男性7割が好き(自分は普通)
デカい(失礼)
ぐらいでしたが、いやはや。
目の演技がお見事。
前半後半で環境が変わるのですが、切り替えも素晴らしい。
今までのご無礼、失礼しましたm(*_ _)m
もう一人、東野絢香という方が印象に残りました。
はじめに彼女が登場するシーンですぐに「こういうコなんだろうな」と思わせる演技。
惜しむらくは、彼女だけ他の人物に比べて映画として雑な終わらせかた。
原作読んで確認したい、、、
映画出演は初めてのようなので今後に期待したいです。
作品としては、こういった作品なので普通に終わらないだろうと思っていましたが、後半に案の定の展開。
今の世の中、
多様性
LGBTQ
人それぞれの個性を尊重しよう
これらを高らかに掲げてますが一方、
異物は忌み嫌われる
煙たがられる
出る杭は打たれる
まだまだ色濃い印象。
今作の人たちのような方々、
相当生きづらいだろうな
世間と自分の違いに悩んでるんだろうな
同じ立場になって考えると、自分なんぞには計り知れないぐらいの苦悩があるのだと考えさせられました。
「いなくならないから」
ラストカットも余韻を残す終わりかた。
暗いレビューになったのでしょうもないことをと、自分のフェチズムについて考えました。
自分のフェチはおしりです。
特にですね、、、
あ、、、やめておきます(_ _💦)