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正欲のdendohのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

オープンしてほやほやの新宿キノシネマにて観賞!

対物性愛、男性恐怖症、ひきこもりといったマイノリティに対して旧来規範の厳しい世間の冷たさを描きつつ、マイノリティ同士がネットを通じてかろうじて繋がり合う話。なお小児性愛者も登場しているが『子供を傷つける』行為が悪であるとして繰り返し述べられる。

ロマンティックラブイデオロギーに支配された同僚の妊婦がガッキーに絡むシーンが本当に怖かった。子供と妻を理解することが出来ず、終始情けない稲垣吾郎も最高。『そして父になる』の福山雅治もそうだが、ああいう甘いフェイスの男が情けない父親役を演じるのが好きなんだなと気づく。
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