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正欲のRgNのネタバレレビュー・内容・結末

正欲(2023年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

言いたいことは分かるんだけど、、な映画。
マジョリティ側の人が描いたマイノリティの人の映画って感じかな?

大学生は水に性的興奮を覚える描写があったけど、ガッキーと磯村君+水のシーンはただただ美しくまとめられていただけ。序盤でガッキーが水に浮かぶシーンは多少官能的に見えなくもなかったが。2人の擬似セックスシーンも服を着たままでなんだか中途半端だったし、事務所NGなのか知らんが覚悟が感じられない。こんなことなら無理にガッキーじゃなくてもよかったのでは。
マジョリティ側の人間には想像もつかない世界だからこそ、もっと具体的に踏み込んで、明確にこの人たちの世界がどんな世界なのかを教えてほしかった。そこをぼやかしたら相互理解なんて無理。ダイバーシティ=LGBTQだと思い込んでる大学生が描かれるが、多くの人の感覚ってあんなもん。

唯一心に刺さったのは、「地球に留学している気分」という言葉。留学経験者の自分にはなんとなく腑に落ちる感覚があった。

八重子役の子がうまかった。ああいう感じの人リアルにいる。

淡々と進み、大きな盛り上がりはないため映画としては少し物足りなかったかな。
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