CULENのロゴムービー、出来たんですね。わたし、この数秒間は息をしてなかったかもしれない。これからもがっちり映画制作に関わっていくって事なんだな。出演作品の上映もTOHO以外でできるところが増えてきたことだし。
せっかくTOHO以外でもやってたんですけど、いろんな兼ね合いで超都会にあるTOHO梅田で見ました。見終わって雑踏をかいくぐりながら阪急百貨店前の信号待ちしてる間、周りの音が少しずつ聴こえなくなってきて涙が溢れて仕方がなかった。
車で行くような109シネマズで観てたら、こんな感情にならなかったと思う。都会の自由気ままな夜を謳歌している人に囲まれて、とても孤独で哀しかった。
私の中にはある種の「潔癖」がありまして、目にするのも耳にするのも我慢できないヤツがあるんです。なので私は極力ソレを遮断しているんですが、「家族」や「社会」の構成員としては私の行動は、とても非常識でして。できるだけこの事には触れないようにしてるんですけど、たまにどうしても辛い空気になることがあります。
子供には「世の中、色んな考え方、見え方、立場がある。遺伝子レベルでどうにもできない事だってある。お母さんの主張はこうだけど、それが正しい事かは自分で考えて」と伝えているのですが、子育てとして合ってるんだろうか。わからない。
そんなね、わたしにね、とてもぶっ刺さる映画でしたよ。
役者さん、みんな、目の演技が良かった。一つの言葉を聞いただけで豹変する目が素晴らしかったです。
今年観たロードショー作品の中では暫定1位かもしれない。邦画をあまり観ない私にとって、これはどえらい事でございます。映画観てから原作読もうと思ったけどさらに落ち込んで明日が来なくなったら困るので、ちょっと今はやめとく。だって明日映画の日だし。2本は観るでー！
