本当に素晴らしくて、ここ数年の邦画の中で一番心に刺さった作品。
キャストがダブルガッキーの時点で確実に観ることを決めていた本作。事前に原作も読了済み。本を読みながら、この作品を一体どうやって映像に落とし込んでいくのだろう、どうやって一本の映画にまとめ上げるのだろう、と疑問に思いながらも、スクリーンに向かい、ああ、こうなったか、と心にズシリと重みを感じた。
原作から想像していた通りの部分、違っていた部分、様々だったけれども、やはり小説では味わうことの出来ない映像と音の表現に心を強く惹かれた。水は本当に美しくて、残酷で。この描写を映像で観れたのは、作品理解にプラスだった。個人的には何度も登場する食事にまつわるシーンがとても気になったし、気に入った。
一人でも多くの日本人に是非見て欲しい作品。
