原作発売当時に読んだのと、登場人物多いので細かい部分ほぼ忘れてる(本筋はどうしたって忘れられないが)状態で観たけど、かなり忠実に映像化されているな、と思った。
キャスティングや俳優の演技含め、がっかりするようなシーンはまったくない。
(元LDHオタク的には、ダンスサークル「スペード」周りで謎に身内感高まって恥ずかしくなることは多々あった。大也のジャンルがクランプになってるとか)
特に、八重子役の子はめっちゃがんばったなと思う。原作の玄関前のシーンよりはマイルドになってたけど、それでもあの大也と対峙するシーンはずっと撮られてるだけで精神的にすり減るだろうしまだあんまりいろんな映画で見る子じゃなかったし、本当にがんばったなと思って、原作読んでいたときより何倍も八重子ごと好きになってしまった。
言うまでもないけど新垣結衣さんはもうずっとよくて、最後のなんの期待もしてない目とか最高だった。
個人的に唯一残念だったのは、涙のくだりがなかったこと。描き方むずかしいよなと同情はするけど、原作でかなり鳥肌が立つような思いをしたくだりだったので。
