"普通って何?"
社会で生きづらいマイノリティについて描きながら、小児性愛者=悪の構図はあたかも当然のように描かれたのには引っかかってしまったなぁ。
まず、LGBTQあたりの話かと思わせながら、まさか水が焦点となるとは、、、意外!!!
おもろ〜!!!
ミスリードってほどではないにしろ、最近あり過ぎるセクシャルマイノリティではない展開にある意味安心を覚えたというか、、、
なんだか検索エンジンに映画タイトルをかけると「気持ち悪い」とか「つまらない」だとかあるようですが、なんだろう?その熱量の違いは。
私も世間とはズレた感覚をしていると言われたり、自分自身で自覚してるところがあるので、内容的には結構刺さりました。
まあ、この手の人間は細々と生きてると思いますよ。
それが今回はたまたま水とか小児性愛者だとかだっただけで、もっと複雑だったりするし。
とはいえ、それはマイノリティなんだから、マジョリティに理解せよと言っても無理があるのは承知なこと。
理解を深めようとこういう作品を観ても、無理な人は無理!だから気持ち悪いってワードが出てきちゃう。
確かに時代としては様々寛容になってはきていても、今作の寺井(稲垣吾郎)のようなステレオタイプな人間は絶対にいる。
難しい問題なのよね。
そんでも生きづらいと感じていた二人が、共感し合って一緒に生きようとするまでがロマンチックでした。
恋愛系ではないのですが、ロマンチックで合ってる??笑
ちなみに、小説は読んでないけど、セリフが小説らしい言い回しで、少し気になってしまった。
特に、最後の取り調べとか大事な場面で佐々木(磯村勇斗)にしても夏月(新垣結衣)にしても、もうちょっと不器用さが出ても良かったかなーと。
それにしても、追求する部分が良かったですね。この着眼点で攻めておきながら、小児性愛者へのアプローチと深堀りが弱く、取って付けた感が否めず雑な形になりましたな。
実に惜しい!!!
とはいえ、ラストのガッキーによる吾郎ちゃんへのカウンターパンチはスカッとしました!!!