よー

正欲のよーのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.2
観ました。
原作は母に勧められて少し読んだんだけど
大好きな朝井リョウさんにも関わらず
なかなか読み進めることができず途中離脱。

んー。
自分の知らないことってたくさんあって、
今回でその一部の人の生きづらさというのは
少し感じとれたのかなとは思うけど
なんとも中途半端な感じで最終的な感想としては
イマイチという感じだった。

それぞれの想いが垣間見えるシーンやセリフは
もちろん響くものがあったけれど、
映画としての盛り上がりにも欠けていたし、
やっぱり終わり方が個人的にハマらなかった。

磯村くんはめちゃくちゃ良かったね。
でも最後の取り調べで磯村くんが話してる時
絶対BGMいらんかったと思う。
「いらないよなー」って口から出てた。←

まぁ何にしても映画がイマイチだったからこそ
原作を読まないとダメか。と思ってる。

朝井リョウさんは本当に大好きで
今まで読んだ本はどれもほぼ一気読みってくらい
むしろ読まずにはいられない感じだったけど
正欲に関してはなかなかなぜか進まなくて。
再チャレンジだな!

朝井さんの本で、というか
今まで読んできた本の中で(全然数読んでないけど)
1番好きなのが「もういちど生まれる」。
初めて読んだ時がまだ若かったからというのも
もちろんあるかもしれないけれど、
何度読んでも泣けてしまう。

朝井さんの本に登場する人物は
全く共感できない、という人が出てこないのが
本当にすごいなと思わされるんだけど
(「何者」とかもね。あれもやられたな)

そう思うと「正欲」に出てくる人たちに
共感するというのが難しくて、
なかなか読み進められなかったのかな。
と今書きながら思う。
別に分からないから拒絶したいとか
そういう気持ちは一切ないのだけれど。

神戸さんが自分的には一番共感できる人だから
映画でももっと出て欲しかった。
なんだか大学生パートは映画では
がっつりカットされてしまっているようで
ガッカリしてる人もいるみたいなので(うちの母も)
やはり原作読むしかないですね。
よー

よー