朝井リョウの本はエッセイしか読んだ事がない。いつもお腹が痛くて、結婚式の余興をやりたくてしかたなくて、お調子ものなイメージで、「正欲」に出てくるキャラクターにはどれも当てはまらない。
社交性の塊の朝井さんが、どうやって普通に生きづらい人を描けたらのか不思議でたまらない。
作家って凄いなと驚いた。
ストーリー本も読んで見よう。
人それぞれに、生きる上で当たり前とされている事が出来なかったりする。
それは、大なり小なり違うが、致命的な時、生活に弊害が出たり、人に不信感を持たれてしまう。
そうならないように、取り繕うが疲弊しかたまらない。共感する気持ちがあった。
主人公達みたいに、お互い理解し合い、擬態する関係良いなと感じた。
お互い弱い所なんて話さないから、難しいだろうなぁ。
でも自然体でいられるって大事だと思う。
