アジュナビーヤ

正欲のアジュナビーヤのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.5
見たかったやつ!

水に性的な興奮を覚える人々の話。親と見ると気まずくなりそうな作品だけど見る価値あるものだった。

自分と違う価値観に出遭ったときに「ありえない」で済ませてはいけないと思った。理解されないマイノリティにとって、孤独が問題で、それをこの映画も訴えてると思う。
誰もが生きやすい世界なんて難しいけど、話を聞く・受け入れることはできるんじゃないかなと思った。「ありえない」じゃなくて「そういう考えもある」に切り替えていきたい。

多様性ってよく言うけど、それはすべての人を自分の知ってる何かにカテゴライズして受け入れようとする行為じゃなくて、自分の知ってる範囲内のカテゴリーに当てはまらない人に出遭った時に拒絶したり、間違って理解しないようにすることだと思う。
『52ヘルツのくじらたち』を読んだときにもそう学んだ。この作品も映画化されたし、ぜひ見にいきたい。