はさみのり

正欲のはさみのりのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
3.5
死んだ目で過ごすガッキーと
"ムッチで〜す"て言わない磯村優斗クン。

"水フェチ"という性的指向故に
そのマイノリティがバレない様に
ヒリヒリして生きてきた2人。
凄ーく暗く、夢も希望も理想も無い2人が
便宜上の同居生活を始める…

相思相愛では無いけど、
共感出来る人と過ごせる事は安らぐのね。
家族と住んでても孤独感ばかりだと
それはストレスの何物でもない💦
その象徴がゴローチャンの家庭🏠
不登校の息子が動画配信を始めて、
母親(山田真歩)は無条件に応援📣
父親(稲垣吾郎)は"登校しなさい"モード。
ちょっとこの息子への関わりが、
極端な両親で、どちらにも共感出来ない。
(父親は正論をぶつけるけど、
息子との関係が薄そうで少々怖い😨)

ガッキーとムッチ(ちゃうて)が
同居始めてからはガッキーが変わってきた。
服装も可愛いスカート履いたり
表情も明るくなり笑顔が見られる様になり
良かったね、と思っていた、、、

ラストのオチがあの言葉で苦笑😅

因みに…
性的かどうかは分からないが、
当時"水フェチ"だった自閉症の子どもを
担当したことがある。
水道の水🚰を掌に当てて、
水飛沫が角度によって変わるので見たり、
ホースだと上に向けたら水が空に透けるので
そのキラキラを楽しんだりしてた。
一日中するわけでは無く、
少しの時間だがしっかりと、
一緒に共感して遊んだ後はその子もスッキリ。
次の行動にスムーズに移れるので
互いに満足出来るひとときだった。
私は特にフェチは無いけどね。
あ、最近は"風フェチ"かな〜🤭
はさみのり

はさみのり