原作を読んでからの鑑賞。
原作に比べるとやっぱり映画では登場人物の苦しみがあんまり伝わってこないなと思った…。
何より性的嗜好の対象が水ということの生きづらさが分かりにくくて、かなり彼等の人生を想像しないといけないかも。
(ちなみに原作だと凄く難しい題材なのに登場人物の苦しみが伝わってきて、人生まで想像できた。朝井リョウ凄すぎ…)
男性恐怖症の大学生の女の子が出てきた意味とかも、映画だけだと伝わりにくい気がする。
ただ、原作より良かったのはラストシーン。「普通」という言葉を使って自分の人生を一蹴した人にやり返して、相手を狼狽えさせてるのは良かった。