スーパージョンジョン

正欲のスーパージョンジョンのレビュー・感想・評価

正欲(2023年製作の映画)
4.7
『桐島、部活やめるってよ』『何者』
で有名な朝井リョウ原作の映画化したもの。
今までの作品も凄いと思っていたが、この作品はレベルが違う。

LGBTQよりもっとマイノリティー側の世の中では 異常者 と呼ばれてしまうような性癖を持つ人がテーマで、
彼らが持つ孤独や日々の葛藤、疎外感などの心の描写が素晴らしい。

よく〇〇コンや、〇〇フェチと呼ばれる人がいるが、LGBTQと同じで彼らも好きでそうなった訳では無い。
普通の人になれるのであればなりたいのだ。

この作品の最後の方で、「ふざけるな」「異常者」「ありえない」など彼らにたいして侮蔑的な言葉が発せられることに対して、
マイノリティー側の視点として苛立ちを感じてしまった私がこの映画のメッセージ性だったのでは無いかと思う。

マイノリティー側▶︎磯村勇斗、新垣結衣
ごく普通の価値観を持つ人▶︎稲垣吾郎
この2つの対比が静かで暗いテーマをよりドラマチックになっていた。


とりあえずガッキー凄すぎた。死んだ目をしてたからガッキーじゃないかと思った。

かなり良い映画を見た