あぁ、また重い映画を観てしまった
人には言えない他の人と違う秘密を自分の中に持ち
生き辛さを感じる人々
水に性的興奮を覚える人
あるトラウマで異性が怖い人
学校に行けず不登校になる子とその親
小児性愛者
様々なマイノリティが描かれる
序盤、闇堕ちしてるガッキー
完全に目が死んでる
ガッキーってこんな顔だった？と思わされた
結婚や子どもの話題になると目が急に死ぬガッキー
この切り替わりがとても上手で
キラキラしたガッキーを多く観ていた私としては、こんな演技もできるのかと演技力の高さに驚かされた
同じ性癖の磯村勇人さんとの再会
磯村さんにガッキーが言った一言
「（自分達は）命の形が違っとるんよ」
マイノリティの方はそう自分を感じているのか
私達がごく普通に感じる喜びや幸せを感じる事ができないというのか
同じ特殊な性癖を持つ2人が共感し合い
やっと安心して生きていく道を見つける
ダムでの場面以降、ガッキーはいつものガッキーらしい生き生きとした表情に変わって行った
同じ性癖を持つ人がそばにいてくれることで安寧の地を見つける事ができたからだ
神戸八重子役の東野絢香さん
初めて拝見したけど、独特の雰囲気でこの役にとても合っていた✨
考えさせられる映画でした🎬
ヒューマンドラマはいつも考えさせられ
気付きをくれます
暗い気持ちになるんだけど
やっぱり知らないより知っておいた方が良い
これからも重いけどこういう映画も観なきゃと思っています
ネタバレ入ります↓
異性に性的興奮を覚えず、水にしか性的興奮をしないガッキーと磯村さんは世間の目を欺くため仮の夫婦として生活する
2人が人間の性的行為を服を着たまま再現しようとする場面は微笑ましく描かれていたんだけど、同時にあんな動きをしていてもお互いにその気にならないってやっぱり人間に対しては性的な感情を抱かないんだという事を証拠付ける場面
ある場面で「奥さん」と言われ普通に見られたと喜ぶガッキー😢
不登校になった息子が動画配信をする検事夫婦の葛藤
どちらの気持ちも分かってしまう
子供の可能性を信じて今やりたいという事を叶えさせてあげたい気持ち
子どもの動画配信は大人の小児性愛対象の餌食になるかもという心配
１度逃げたらこの先も同じような事になるのでは？という不安
磯村くんが小児性愛の容疑で連行され、取り調べを受けている時に言った言葉
「僕がもし明日死にたくないという気持ちになったら歩き慣れた世界はどうみえるのかな。
それを知りたかった。」
明日も生きたいと普通に感じている私からしたら衝撃的な言葉
死にたいのが当たり前の毎日
そんな毎日は辛過ぎる
毎日生きたいと思える私は幸せなんだとあらためて気付かされた
最後
ガッキーが磯村くんへの伝言を稲垣吾郎さん演じる検事に頼む場面
伝言は断るが何を伝えたいのか聞く検事
「普通の事です。
いなくならないからって。」
稲垣検事は離婚調停中
自分の元から妻と子は去っていった
「普通の事」と普段自分が妻や息子にいつも言っていた検事が〈普通〉を考えた印象的な場面だった
小児性愛の人は同情の余地無し
自分で妄想する分には勝手だが
実際に行動にうつすような人は一生刑務所の中で過ごしてほしい
やっぱりどうしても気になったのが、ガッキーの目
寝具売り場で働いている時や取調室のガッキーの目は、黒目を小さくする加工かカラコンしてるんですか？？
それとも演技で黒目を小さくできるの？
普段や磯村くんとの場面とは黒目の大きさが違うように見えて気になってます😅
