他人に理解されないということの抽象的なところを、大きいテーマに据えるのって難しいなと。
他人に理解されないってのは、大小それぞれみんなもってて。それはもう自分の中で折り合いをつけるしかないと思うんです。
僕も鬼マイペース人間だし、人に理解されない思想もたくさんあるけど、人に合わせられない事もたくさんあるけど。
なんかその状況が劇的に変化することなんてほとんどないかなって。
誰かの優しさと自分の折り合いが、少しずつ積み上がって落ち着いていくものだと思う。
だから今回の映画の描き方は、あまり好みじゃなかった。
理解されない人たちが、エンタメとして消費されている感じを受け取ってしまった。
そーゆー人たちを救いたいとか共感してほしいとかあるのかもだけど、それはこの規模の映画の役割からは逸脱する気がする。
あと誤認逮捕の件があんま好きじゃなかった。かわいそう感がいやらしいテイストで湧くし、そこで話繋がられてもという。いやそれこそ子どもを利用して、エンタメにしようとしてるやんという。