家族なのにわかりあえない繋がりと、他人なのにわかりあえる繋がり・・・みたいなテーマかな？
『わかりあえる人と繋がれている』ということの幸せを描いてるのかな、と思った。
しかしこの映画、感情が読み解けないな……。
水フェチの子たちは、最初の出会いのシーンはただ事件のマネをして遊んでいるようにしか見えなかったし、
特に男性恐怖症の子…。ただのストーカーにしか見えず、共感できなかった。中盤でようやく「そういうことか」と思ったけど、この映像だけでそれを読み解くのは難しいんじゃないかな。
小説であれば、心情描写をきちんと描いてくれてるだろうから、小説のほうがこの作品の伝えたいことがしっかり読み解けそうだと思った。
また、某少年革命家をモデルにしてるだろう家族の話は、私は「父親のほうがどう考えても正しいじゃん」と思ってしまい、見てて冷めてしまった。実際、モデルになったほうは高校に行きたいと頑張って受験してたけど失敗してたしな……。
そういう色々含めて、マイノリティの押し付けみたいに見えちゃったな、というところも残念。もう少し登場人物の心情が見えれば、ちょっと印象変わったかもしれない。
だけど、偽装夫婦のくだりはすごく可愛かったし、稲垣吾郎の演技ってこんなにうまかったんだ！？とびっくりした
