普通についてや性的主観についてメインテーマにしているのは分かるんですが
そこじゃない感がすごいなぁとも思いました。
原作を読んでないので映画の端折り所がテーマと逸れてしまったのかな？とも思いますが...
そもそも普通の“性癖”についての話(女体や異性に性的興奮を感じない無機物へ性的興奮を感じる感性)がメインテーマなのか
普通じゃないからこその“生きづらさ”(人から理解されないから普通になれないという疎外感)をメインテーマにしているのか
どっちがメインでサブなのかで見え方がかなり違うと思いました。
性癖がマジョリティでは無いにしても
それを自分で受け入れているか・他人と共有したいのか・そうでないのか・普通と言われる結婚や家庭というものに憧れがあるのか・そもそもそうなりたい訳では無いのかを
もっと深堀してもらえればこちらの解像度が上がったのかな？
現代的な多様性について訴え掛けている作品の割に心情やセリフが少なく受け取り手次第の内容というイメージでした。
ちょっと文章にするの難しくて感想が上手くまとめれないというかなんというか...
語り合える人と観たら楽しいと思います
