トランスマスター

THX-1138 ディレクターズカットのトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯13 ジョージ・ルーカス監督デビュー作品

舞台は1970年代のアナログ機械満載の地下施設。
壁一面真っ白の精神病院のような世界
主人公は普通のオジサンその名もTHX-1138
男も女もスキンヘッドで洋服も全て健康診断に着るような検査着。
住居は2人部屋
毎日薬を服用する義務があり、常に監視されているディストピア。
主人公はルームメイトの女性LUH-1437と禁止されている性行為を行い、ルームメイト他のオジサンになってしまう罰を受ける。
その後主人公は、人間の尊厳と自由を求めて彷徨うSF映画です。

◆良い点/注目ポイント
・コッポラ監督とルーカス監督のタッグにより映像的に高い完成度を誇っています。
・主人公が、ホログラムの黒人の裸踊りを観ながら”性家電”で性欲を処理するシーンがあります。米国では70年代初頭から既にVRと”性家電”のビジョンがある事に驚きです。
・核燃料棒が鉄を突き抜ける映像や電気スーパーカーによるカーチェイス等特撮やCGも今見ても凄いです。

◆改善点
・核燃料で動く鉄の警官の動きが鈍くて緊張感が不足しています。武器も黒い六尺棒ではなくテーザー銃の方が近未来っぽいです。

◆総括
トランスマスターが選ぶ
有名監督デビュー作3選

1位 ロバート・ゼメキス監督
『抱きしめたい』
2位 スティーブン・スピルバーグ監督
『激突!』
3位 ジョージ・ルーカス監督
『THX-1138』

ちなみに1位の『抱きしめたい』は、ビートルズの音源をふんだんに使っている為に、サブスクやレンタルDVDでは観れません。
視聴方法はDVD購入一択です。

制作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ロバート・ゼメキスとボブ・ゲイル
監督: ロバート・ゼメキス
という完璧な三位一体。
『BTTF』を愛する方は、是非買ってみて下さい。

-2023年13本目