公開初日に字幕で鑑賞しました！
本国での興行収入がイマイチとのことであまり期待せずに観ましたが、とても面白くて大満足の出来上がりでした。ディズニー長編アニメーションが大好きなので、100周年記念作品に相応しい作品になっていたと思います。
◯映像
CGだけど、従来のツルンとした感じではなく絵本のような質感！これが物語風で個人的にとても好きでした。
◯音楽
事前に音楽は少し聴いてましたが、曲だけだと、ディズニーアニメにしてはなかなかに難解かつスケール感がありすぎて、最近は舞台ミュージカル化を視野に入れてるのがミエミエすぎてなんだかなぁ、、と思ってましたが、映画の流れ中で聴くには全曲良かったです。でもやっぱ曲はむずそう…！！あと、ここ曲になるんだ？ってとこが何箇所かあったので、ミュージカルアニメとしては曲の入りが少しイマイチだったかなぁ。最近のミュージカル映画は曲の入りが上手いか否か分かれる印象。
みんなで立ちあがろう！って曲良かったな。いや歌ってる場合じゃないんだけどさ、マチルダもそうだけど革命ソングってあがるよね。
◯ストーリー
なんで願いを預けるのか、なんでスターが降ってきたのか、なんでアーシャが弟子？に志望できる立場なのか、面接の案内がなんで王妃なのかとか諸設定がよくわかりませんでしたが、まぁアニメ映画なので、多少はご愛嬌。マグニフィコの行動原理もストーリー性が示されていて、よく理解できました。
全体的に駆け抜けるような面白さで、アナ雪の前半だけ盛り上がって後半ダレるみたいなのがなくて良かった。楽曲の配置バランスも良かったな。ただ、ここぞという見せ場がどこだったかというとあまり答えられないかなぁ。
そして本テーマの「願い」については、ディズニーの歴代アニメの様々な「願い」についてのしっかりとしたアンサーになってると思いました。過去を否定する事なく大事にする、そんな先人達へのリスペクトを感じました。
◯アーシャ
動くアーシャ、とっても美人だった！てかアリアナデボーズ、声優も上手すぎ。ほんと全能すぎて、完璧か！！
◯マグニフィコ
上司(自分大好き、反論されたらすぐにキレる、人の話を聞かない、既婚等)とめっちゃ似てるので重ねながら観てました。パワハラって全世界共通で生息しているんですね。。身近に似たような男性がいるせいか、こいつのキャラクター像がリアルすぎて逆にいい仕事してんなと思いました。表向きはいい顔してるけど、実は強権的な独裁者。本人としては善の心や妻への愛情もあるので、多面的に描かれていてなんともリアル。「こんだけみんなの事考えてるのに、おれに口答えするんじゃないヨ！」「じゃあお前がやってみろよ！」ってトップの気持ちもわかりますけどね…
あとほんとに人間性終わってるなと思ったけど、やはり顔だけは良かったです。
◯アマヤ王妃
もうこの映画で一番シビれました。王妃最高です！！！！本当かっこいい。この映画で一番好きなキャラクターです。
この人がまともで本当に良かった。強権的で人の話を聞かないワンマン男性リーダーがやっつけられて、まともな感覚で皆の意見を傾聴する現代型の女性リーダーになるという展開がとても爽快でした。
◯エンドロール
ディズニー長編アニメーションのキャラクター達が公開順に星のモチーフで登場。
ディズニーアニメのエンドロールに他のディズニーアニメのキャラクターだけが映し出されるって史上初だと思うんだけど、それくらい記念作品なんだなと伝わりました。
そしてディズニー長編アニメーションの正史感が大好きなので非常にグッと来ました！！このポストカードあったら欲しい🥺
【追記】ルイスと未来泥棒わかんなかったなーと思ったけどなかったんかい！Why？！？？！！
総じてかなり満足度の高い仕上がりでした。
次は吹替えで観てきます！
