否定的な評が割と多い中だったけど、全然普通に良かった。
ただ“普通によかった”の枠を出ていないのも確か。
メインテーマ曲のウィッシュもいいし、ウィッシュのリプライズは最近の映画歌曲の中でもかなり好きな部類。
アリアナ・デボースもクリス・パインも冴えてて素晴らしい。特にアリアナは歌と演技でこの映画の価値を2割増させている。
尊敬されている国王が実は…的な話はもう少し捻れた気がするし、体制vsいち少女の構図は既視感が結構ある。お供の動物も。
サブキャラもそれなりに出てくるが、彼らの造形やキャラクターアークがあまりにも手薄なのが非常に勿体無い。個性も薄い。
そこがもう少し構築できていればラストも畳み掛けるものがあったように思う。
と、なんやかんや否定的なことも言ってしまったが薦められない映画ではないので気になる人には観てもらいたい。
吹替みてないけど字幕Dolby cinemaは非常によかったです。
同時上映の短編はレビュー済み。
099
