藍海

ウィッシュの藍海のネタバレレビュー・内容・結末

ウィッシュ(2023年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

ワンスアポンアスタジオで「ルイスと未来泥棒」の二人に涙したのにエンドロールでハブられてて最後の最後でブチ切れました。許せない…!!

それはそうと本編の感想。うーん結論から言うと、生まれて初めて映画館で寝そうになっちゃった。
まず映像なんだけど、2D時代をリスペクトしてるあえての作風なのはなんとなくわかるんです。でも色彩がなんだか暗くて、質感も硬そうで、あまり魅力を感じませんでした。

次にキャラクター。主人公アーシャのお友達が7人出てくるんだけど、7人もいらないのでは……???
白雪姫の小人オマージュなんだろうけど、キャラによって出演シーンの尺にばらつきがある。てれすけとごきげんオマージュの女の子たちが可愛かったのにほとんど空気だったので、いっそのこと2、3人に絞ればよかったんじゃないかな……。

ストーリーはとても単純で、往来のクラシックディズニーもそうなので原点回帰を狙ったのかなとも思うんですが、やたら説明的というか、ストーリーを進めるために台詞で人物を動かしていく感じがどうも気になった。

そして一番モヤッとしたのがマグニフィコ王の扱い。『リメンバーミー』とか『メリーポピンズリターンズ』でもそう感じてたんだけど、私は誰かを仲間外れにして ハッピーエンドにする展開が苦手です。アーシャと同じくマグニフィコには賛同出来ない派ではあるんですけどね。
例えば、マレフィセントとかジャファーみたいなとにかく悪一直線のキャラならスッキリするんだけど(実写続編は外すとして)、マグニフィコは過去に大切な人を盗賊たちに殺されたという辛い過去があったから、そんな彼を改心させる展開が見たかったな。
長年連れ添ってきたのにコロッと旦那倒しちゃう王妃様に1番もやっときた。

楽曲はすごく好きです。『The Wish』は予告編が発表された当時から大好きな曲だったので、この曲を映画館で聴く価値は十分にありました!ロサスの国について歌ってる曲もメロディがとても綺麗で大好き。
でもやっぱり私はルイスがハブられたのが許せない!!内容が自分好みだったとしても許せない。何が100周年じゃ!!!
藍海

藍海