2023年61本目。
過去のウォルトディズニーアニメーションスタジオ作品へのオマージュがすごかった。
わたしはここ数年で白雪姫から古い順にウォルトディズニーアニメーションスタジオ作品を見続けてきた人です。暗黒期の作品は一部飛ばしてるけど。エンドロールに出てくるキャラの順番が余裕でわかる程度に最近見た。
字幕版で見ました。
オマージュだらけですごかった。
なんかこれ見たことあるぞ?もあるし、これってあれっぽいな…とかたくさん思った。でもあまりに数が多すぎて覚えてられなかった。
冒頭の本が開いて物語が始まるところから、
デザイン面も、動き自体も、音も、音楽も、設定も、いたるところにオマージュが散りばめられてた。これは解説動画とか出て欲しいなぁ。あーたしかにー!!ってなりまくって楽しそう。
個人的に一番おお!ってなったところは終盤の悪いやつが魔法使うところ。雲の動きがファンタジア。色使いとかも。音楽の絶妙に似てるけど違う感じも。
その一方、ディズニー詳しくない人が見たらちょっと厳しいと思った。
まずは起承転結がなく見えた。起承結って感じ。え?もう終わり…!?って気持ちになった。もう一捻りあっても良かったのでは?
私はオマージュ探しで楽しめてたからあっという間に感じたけど、そうじゃない人にとっては薄く感じるかもしれないと思った。
あとキャラたちの行動原理が浅い。特に前半。王様、秘密に気づいた人の扱い雑すぎる。
正直序盤はわたしも退屈だ…って思ってた。スターが現れて、森の動物たちが喋るあたりから気がつけるオマージュの数がグッと増えて楽しくなったけど、それまでは心配になるレベルだった。
音楽はなかなかよかった。
ジュリア・マイケルズとベンジャミン・ライスというディズニーらしからぬ人選。色がかなり濃く出ていて、リズミカルで良かった。
劇中歌だけでなく、BGMも以前のディズニー作品オマージュがすごくて、よくできていると思った。
映像は個人的にハマらなかった。質感が一昔前のものに感じた。ゴムっぽい。あとPS4くらいの画質に見えちゃった。
水彩アニメーションとCGを組み合わせたらしいく、たしかに綺麗なシーンはあった。でも私にとって微妙なシーンがあったことも事実かと。うーむ。
ディズニー考察好きにとっては格好の作品。
そこまでの人たちにとっては、あんまりな作品だったと私は思いました!もったいない!!
これまでの100年間ありがとうございました。
これからの100年も良い作品をよろしくお願いします!!!
おまけ。
映画館で字幕版で見たんだけど、同時上映の「ワンス・アポン・ア・スタジオ」が日本語音声なのに日本語字幕という。なぜ…??
でもDisney+で擦れるほど見てたから、英語版と日本語版の訳の違いがわかって興味深かった。それでも英語版のほうがやっぱり好きだなーーー。