ウィッシュのRinのレビュー・感想・評価

長きにわたりディズニーが描き続けてきた"願いの力"をテーマとして描く創立100周年の集大成作品にして、ある日主人公アーシャが王様が皆の願いを封じ込めているという事実を知ってしまい、願いを取り戻す為に奮闘するというミュージカル。絵本のような作画で吹替の動物はほぞドンキー、ディズニーの世界観を物語にそのまま落とし込んだような展開だった🌟

これまでの願いといったら何かを信じるという他力本願なイメージがあったけれど、本作の軸はあくまで自分にある気がする。人任せすぎる国民がヴィランである王に呑まれそうになる投影からも、夢は自らが掴みにいくものであるというメッセージ性が込められているのかもしれない。