あまり刺さらんかったなぁ。
マグニフィセント(偉大)がとてもマレフィセント(悪意)だった。
おじいがDisney100とかかってるなと思ったらラストとてもDisney100
かなり些細な夢であっても
王に叶えてもらおうとする、って
なぜだろう。
そもそも、夢ってなんだ。
どこからが夢だ?
歌いたい、演奏したい、は夢なのか?それとも意思?willとwishの間は?
人の夢が年に14個くらいしか叶えられない、のに人はなぜ王を頼ってしまうのだろう。
地中海の架空の国という設定は、
架空だからこそ歴史的重みがない。
だからこそ、自由な発想で面白い設定で物語を紡げるはずなのにそれが活かされていない気がしたなぁ。
DCで、ワンダーウーマン1984という映画があり、そこで人々の願いが無数に叶うというシーンがある。そこではおそらく他者を侵害するような(リバタリアンがnoというような)願いもあったはずだ。そのために、ある種の選別は必要だと思う。
王はあれだけの力を手にしたのだから
願いなんてある程度選別した上でポンポン叶えてやらないのか。
自分の夢がかなわないかもしれない、とある程度国民は納得しているのではないか。
途中で、自分の夢は変わるかもしれない、とかいう話しもでていたがまさにその通りだと思う。なのになぜ、その願いの記憶が消えるというリスクを背負ってまで明け渡すのか。
王はなぜ急にアイシャと話していて、祖父の夢を見て、人間不信になるのか。今まで統治しているのに急展開すぎないか?と感じた。王が不信を感じたトリガーが不明。ここが今作で1番の不明点だった。
富の再分配をしたり、
地中海という難しい立地で国民を誰でも受け入れたり、かなり王は頑張っている方では、と感じた。別に元から悪かったわけじゃないし。darkholdの呪縛が解けて、チャンスを与えてやっても良いのではないかと思った。確かにワンダマキシモフごとく、Darkholdのような本に支配されてしまって取り返しがつかなくなってしまったが。
アイシャには共感するのだが、悪の描き方や王国の制度、国民性などあまりよくわからなかった。
ラブストーリーとかじゃなくてアイシャの成長に向けられていたのはよかったな。あと歌もとてもよかった。
夢は自分で叶えよう。人に頼るな。